フイルムの生産が縮小されて現像所が次々になくなり、
フイルムで撮ることがどんどん難しくなってきている。
しかも、仕事での環境がデジタル化され、写真家の多くがデジタルで写すようになってきた。
コマーシャル写真の世界だけでなく風景写真の世界もそうなってきた。
フルサイズのデジタルカメラのフラッグシップ機が次々に登場したのも影響している。
2008年は急変した。
この秋の取材中に、偶然に先輩の風景写真家、山梨勝弘さんにお会いした。
「最近はデジタルで写すのが増えてきたな〜」なんて言われながら
「ここは4×5だ」と、場面場面で大型カメラを出してフイルムで写していた。
単にフイルムで写すのがお好きなだけでなく
フィルム文化全体の存続を考えて行動されているようにも感じた。
先輩の中にも同じように4×5のフイルムでも撮り続けている方が何人かいらっしゃる。
私は、今年の冬に、持っていたフイルム全部を人にあげてしまった。
そうすることで、デジタルでの表現へ一気に方向転換しようとした。
フイルムカメラはまだ手元にある。
機材は手放していないのだが1年以上フイルムで写していない。
今日から東京六本木で、
富士フイルム と
隔月刊風景写真の共催による
写真展「2008美しい風景写真100人展」が、
FUJIFILM SQUARE(東京ミッドタウン)で開催される。
会期は12月16日〜26日、会場は富士フイルムフォトサロン。
(→
http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/tokyo.html)
日本各地の美しい風景が、1人1作品でプロ20人アマ80人による全紙で100点。
銀塩のフイルムで撮られた写真の銀塩プリントによる写真展である。
フイルムならではの色彩表現や質感描写って奥深いものだ。
ご覧になればその美しさを実感できることだろう。
デジタルとは違う表現だ。
これはどっちがいいという話ではない。
誰かが、どこかが、銀塩フイルム文化を守っていくため行動する。
いいことじゃないだろうかと考える。
この写真展覧会、フイルムで撮影を続けていない者には声はかからない。
というか、全100人のうちプロが20人と選抜制限があるので
プロでも選ばれることは名誉で大変なことなんだけど。
ぜひ会場で美しい風景写真の銀塩の世界をご覧下さい。
富士フイルムの写真展会場もとても素敵だしね。
ちなみに、書店では20日頃発売の「隔月刊風景写真」1-2月号が、
なんと!会場では今日より発売されると聞いている。
ぜひ書籍もお求め下さいね。
というのは、少し私の写真が出ているからです。
前置きが長かったです〜。
実はこれが言いたかったのです〜、本に出てます〜、詳細はまた〜 (^^)v
写真展には出品してませんよ〜。
そうそう、FUJIFILM SQUAREの1階では
色々な方の写真家のポストカードなどが販売さています。
私のも3枚あったかな。
探してね〜 (^^)v

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posted by satophoto at 11:57|
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